『大統領の陰謀』を見た

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当時の米国大統領が辞任に追い込まれることになったウォータゲート事件を暴いたベテラン記者と新米記者二人の物語。

 

一国の大統領が辞任に追い込まれるほどの大きな不祥事を暴き、その政府関係者が何人も牢獄行きになったのは、ただのたった二人の新聞記者のせいなのだというのが面白かった。ジャイアント・キリングというかなんというか。

 

上司のキャラが良かった
他の上司はみんな「こんな新米記者の言ってることがアテになるか」みたいな反応で、
上司も態度だけはそんな感じなんだけど、裏で上層部に掛け合ったり、
最後に新聞社全体が危機に陥って、二人にどう責任とってもらうかって話になったときも、
「俺は二人を支持する」と書かれた紙を机の真ん中に置くだけという対応。
最後、命が危ういことを知った二人が上司の家を直接訪れたときも、
「もう誰もこの事件には関心がない…でかすぎるヤマだ…」と諦めを施すかと思いきや、
「…最後までやれよ 失敗したら今度こそ本当に怒るからな」と普通に味方してくれるところは感動した。現代でいうところのツンデレだ。ツンデレおじさんだ。顔はものすごい痛そうなゲンコツ食らわしてきそうな顔だけど。

 

詰みを打開する奇策

政府関係者の名簿表を手に入れ話を聞くためにそれぞれの家に向かうが、誰に玄関にさえ上がらせてくれない。
あまりにも同じような対応が続くため、彼らは上層部から脅迫されているのではないのかと感づく。
このまま事件は暗闇に消え去るのか。

しかし、彼らの中にもこの一連の事件を快く思わず協力したい人間がいた。
その心理に気づいた記者はある作戦を立てた。
親と二人暮らししている人間の家を訪れ、親との会話の流れで自然に家に上がり込む。
そして関係者に「あなたの安全は保証する」と話す。
しばらくすると、その女は関係者の名前や、何が起きているのかを話し始めた。
人間の心理を巧みに付いた作戦で面白かった。

科学捜査やなんやかんやあるけど、こういう場合はやはり最後はベテラン刑事の勘とか心理とかがアテになるのかね。

 

…以上ッ!面白かった。アクションシーンやバイオレンスとは程遠い内容で、ほとんとオッサンが話してるだけのシーンばっかりだったけど、色々と新事実が明らかになっていったり、調べていく過程が楽しめた。

途中ファストフードでポテチとバーガーを食いながら作戦会議してるシーンが何回かあったけど、そのシーンの雰囲気がすきだった。アメリカのファストフード店っていいよね。素敵よね。